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理系教師の本要約②『コンサル一年目が学ぶこと』チームワークの本質を追求!

目次

時間=“金“ スピードと質を両立させる

今回紹介する本は『コンサル一年目が学ぶこと』です。

え、でもあなた教師じゃん?

はい、そうです。コンサルタントかっこいいな~とか思いつつ教師をしているんだけど、全然違う職種のエリートたちの極意!って話を知ることができるこの本はめっちゃ面白かったし、超参考になります!

そんな本をご紹介します!

この本『コンサル一年目が学ぶこと』は4つの章からなっていて、それぞれの章で説明されているのはこのようなことです。

見出し

1章 コンサル流話す技術
2章 コンサル流思考術
3章 コンサル流デスクワーク術
4章 プロフェッショナル・ビジネスマインド

読んでいて一番心にグサッと来たのは、プロの流儀についての4章です。

僕は公立学校の教師として働いているので、ゆるゆる公務員なわけです。なんで頑張っても頑張らなくても全く同じ給料が振り込まれます

教師はブラックであることは結構知られている通り、残業時間も多くて損してる!とか思いながら、もうね、ふるゆわ生活にもう5年います。

我々、教師は仕事にかかる時間とかを全然考えていません。ホントに良くないですが、残業代の概念がなく、毎日3時間以上も給料もでないのに仕事しています。

これは一流のコンサルタントなら絶対にあり得ません!だからお前たちはダメなんだと言われているようでした。コンサルの人達は時間についての考え方が僕たちとは異次元でした。むしろそれが正解だと感じます。

このままではダメだ!時間の考え方を変えなければ!と感じる1冊でした。

そんな衝撃を受けた教師の僕がこの本を簡単に要約して、ためになった部分をみなさんにお伝えします!

① 「時間」=「お金」のマインド

4章のマインドセットで、心を刺したのは「ヴァリューを出す」「Quick and Dirty」の2つの話です。

この2つの話は『コンサル一年目が学ぶこと』の中で最も印象に残った話で、公務員として働く僕の意識に大変革を起こしました!そんな考え方です。

労働時間1秒1秒にお金がかかっているってことね

そういうことです!時間とお金、スキルに関する一流の人が書いた本なので僕にとって参考になる点がたくさんありました!

Quick and Dirty

素早く汚く。完璧でなくてもいいから早く出す」

ってのがQuick and Dirtyの日本語訳です。

Quick and Dirtyの逆はSlow and Beautyで、ゆっくり時間をかけていいものをつくるになります。

これはみんなやってしまう罠だな~と思っています。僕自身も学校で次の授業どんなこと話そうかなって考えるんだけど、1度しかない授業がだからわかりにくい授業だったら嫌なんです。だから結構時間をかけて内容を詰めるんですが、これがSlow and Beautyになっています。

著者は昔の2日間かけても調査を依頼した資料を見つけることが出来ずに、それを最初に報告しなかったから叱られた経験から、あの時2時間調べて何も出てこなかった段階で、上司に報告して別の方向から話を進めるべきだったと反省しました。

そこで、「100点はいらない!3日の100点より3時間に60点!」という考え方を手に入れました。

仕事の最初は大枠だけ考えて、装飾とか体裁を整えるとかは後回しにして60点を出せばいいんです!

60点でやめる勇気が必要だね♪

「90対90の法則」

「90対90の法則」ってのがあって、これは0点を90点まで上げる労力と、90点を100点に上げる労力は等しいってことを言っています。

ゲームのレベル上げもそうですが、最初の方はちょっとモンスターを倒すとガンガンレベルがあがって楽しいけど、後半はまじで全然レベルが上がらないからつまらなくなってきますよね。

これが、「90対90の法則」です。ある程度のところまでやったら、それ以上は必要なければやらない。捨てる勇気が必要なんです。

みなさんも別に適当でいい仕事に対しても時間をかけすぎて、見やすさとかに意識をし過ぎてませんか?

ボーリングのセンターピンはどこなのか?を考えて、中心部の必要なところだけに全力を注げるようになりましょう!これがコンサルの極意です!

少ない時間である程度完成すればOK!

ヴァリューを出す

ヴァリューを出すって考えは、コンサルや普通の企業に勤めている人たちにとっては当たり前。

時間当たりに給料が出ているから、与えられた時間で可能な限りいい仕事をするぞ!って考えですが、僕のようなブラック公務員教師たちにとっては全然ピンと来ていない考え方です。

優秀なコンサルタントたちは”付加価値”をどうつけるかを大切にしています

それは、コンサルタントはものを売る商売じゃなくて、形がないものを売る仕事だからです。形がないからこそ、どうやって相手に貢献するか、相手が価値を感じてくれるかを大切にするそうです。

自己満足の仕事ではなく、相手が求めているものに、小さすぎてもダメ大きいすぎてもダメというジャストサイズで提示しなければいけません

個人的には、自己満足といいながら、学級通信とか掲示物に時間をかけている先生がいますが、これは時間単価の働き方じゃないな~と思っています。

学生に間はお金を払って対価を受け取ればいいですが、社会人になったら付加価値を提供してお金を受け取るという、他者貢献の志を持たなければダメです。

自分の仕事相手、クライアントのことを第一に、相手にどんな価値を生みだせるかにフォーカスして仕事ができるようになりたいと思いました。

1人よがりな仕事から相手に貢献できる仕事に!

② クラスで大縄跳びはチームワークじゃない

先生たちチームワークって言葉めっちゃ使うじゃん!

そうなんです。『コンサル一年目で学ぶこと』にはチームワークについても語られていました。みんなで同じことをするのがチームワークじゃなくて、それぞれが自分の得意なことを集団の中で生かすことこそがチームワークだと言っていました。

これは確かに!!みんな一緒のことをするのはチームワークじゃなくね??って考え方が一新されました!

教員の僕は、やっぱり体育祭とか合唱コンクールとかクラスで1つのことを成し遂げるのって難しいし、できた時の達成感はものすごく気持ちいいから「クラスの絆で優勝するぞ!」とか適当なことを言っちゃうんだけど、これはコンサルにとっては間違っているんですね(笑)

仕事をする上で、1年目の新人だとしても、クライアントや会社にとってはお金、給料を支払って働いてもらうプロです。

決められた5教科を勉強してテストに臨む中学生じゃないんだから、すべてができる必要はないけど、自分の得意な点を見つけて、それなら誰にも負けないから任せてください!!って言えないと社会人にはなれません

新人だとしても、リサーチなどの事務仕事を完璧にこなし、依頼主の期待値を超える結果を出すことことがプロのすべきことだと。

ついついやってしまいますが、みんなで同じことを成し遂げるぞ!って考えから脱却していきたいです。教師の僕にとっては少し難しいことに感じるけど、頑張ります。

③ コンサル流の思考術

思考術も参考になったので、ご紹介しておきます。まぁ参考になったと言っても結構当たり前のことが書いてあるだけだから、他の本にも書いてあるんですが、当たり前のことを当たり前に行うことが大切ってことです。

たくさんの思考術が語られていましたが、僕が気を付けなければ!と感じたのは「常に自分の意見を持って情報にあたる」「仮説思考」です。

常に自分の意見を持って情報にあたる

今は情報社会で、スマホやパソコンで簡単に情報にアクセスすることができますが、たくさんの情報を手に入れて満足しがちです。

確かに、TwitterやYouTubeなどでたくさんの有益っぽい情報が流れてくるのを耳ではキャッチして、なんとなく理解した気になっている現状がありますが、明日には忘れちゃいます。

自分のレベルアップのためには”常に考えること”が最重要です!

例えば、Twitterなどで「教職員の給料が5%減」というニュースがあったとします。この時「え?なんで?」って記事を開くんじゃなくて、開く前に自分なりの理由を1分間考えることを勧めています

もちろん正解にたどり着く必要はないんですが、社会全体の景気が悪いからか?とか高齢化しているからそもそもの出費が多くなってしまった?などの考察を事前にすることが大切といいます。

答えを知る1分前こそ思考力を高める黄金の時間

仮説思考

仮説思考もまずは考えるの思考と同じようなことです。なにか物事に取り掛かる時は、必ず自分の中のストーリーラインを描いてから取り掛かりましょう。

理科の実験でも同じようなことをしますね。

最初に”自分は”こう思うっていう仮説を立てることが大切です。例えば1食15,000円もするランチを食べるのは実は富裕層だけじゃなくて、誕生日などでたまの贅沢をしたい層も食べているんじゃないかって感じです。

まずは仮説を立てる→検証→フィードバックするというループを回すことで証拠を集めていきます。もちろんこの過程で仮説を否定するデータが出てきたら仮説を捨てて、新しい仮説を立てることも重要です。

1度閃いたアイデアを捨てるのって難しい

そうですね。せっかくの仮説も次につながると信じて捨てる力も必要になってきます。仮説というのは現時点での最適解で、知識を蓄えれば蓄えるほど仮説も変わっていくものです。

仮説が変わる=レベルアップしているとマインドチェンジしましょう!

仮説思考ができるようになると、楽しく旅行に行くことができます。あらかじめ計画を立てておけば、突然休暇を手に入れることが出来た時に予定していたプランで旅行に行くことができるから、満足いく休暇を過ごすことが出来ます!

事前の準備がなかった場合は、急な休暇に対応することが出来ずに、旅行に行くことが出来たとしても100点満点楽しむことはできません。旅行に行く場合はどこに行くかの仮説を先に立てておくのがいいんですね。

前もって準備するのが大切なんだね!

④ パソコンの基本技術

コンサルタントは日常的に1日に40ページのPowerPointをつくるなどの多くの業務をこなしているため、尋常じゃないほどパソコンスキルが身に付きます。

僕も別の本で学んだんですが、”脱マウス”を過激なまでにやってのけるそうです。マウスは便利ですが、触るたびに集中がとぎれてしまいますし、ショートカットキーでたいていの操作が可能なので優秀なコンサルタントほど、マウスなしで作業を行います。

ショートカットキーは覚えていきたいね

僕もショートカットキーを覚えたり、脱マウスをしようとは思っているんですが、なかなか便利なマウスから手が離れていきません。。。

筆者がコンサル1年目でもこれは使いこなせるようになれ!といっているExcel、Wordの操作は次の通りです。

Excelの基本操作

①セルの結合は行わない

②行と列を入れ替える時は「行列を入れ替える」

③SUM、AVERAGE、VLOOKUP、IFなどの関数を覚える

④ピポットテーブルを使いこなす

Wordの基本操作

①アイコンメニューをカスタマイズ

②図は使いまわしできる形態で書く

③図形内部に文字を入れる

④テキストボックスは改行NG

⑤図形の高さを揃えるは便利

などの小技についても解説がありました。まぁこの部分に関してはExcel、Wordの本を読んだ方が圧倒的にわかりやすく便利なので、詳しく知りたい方は専門書を読んでください。この本には正直社会人5年目の僕が余裕で知っている内容だったので、そんなに必要と感じませんでした

筆者はこの本もオススメ!と言っているので、コチラも参考にしてください。

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⑤ まとめ

『コンサル一年目が学ぶこと』を読んで、お金についての考え方が違う一流のコンサルタントの本を初めて読んで、ふるゆわ公務員の僕の価値観は変わりました。

生徒のためにできることをしようっていうくだらないよく聞く言葉は、時間=お金、なんなら時間=人生という考え方を身につけたいと思いました。

時間を手に入れるためには、効率よく仕事をする。要するに、Quick and Dirtyではやく雑な大枠を作ってから、60点のものをつくる。また、作業効率を上げるためにパソコンの技術を上達させたいと思います!

今回の要約は僕個人が大切にしたいと感じたフレーズをピックアップしてまとめているので、読む人のバックグラウンドによって感じかたは違います。

記事を読んでいただいて興味をもってくださった方はぜひ本書を手に取ってみてください!

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優秀なコンサルタントのエッセンシャルが詰まっているのでぜひ読んでね!

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『コンサル1年目が学ぶこと』はAmazon Audibleで聞くことができます。通勤・通学中に聞くことができ、1か月間の無料体験でたくさんの本を聞くことができる超お得なキャンペーンをしているのでこれも活用してみてください。

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そのほかにたくさんの本も紹介しているので、ぜひコチラも読んでください♪

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理系教師がオススメする書籍!

①ひろゆきの名著『1%の努力』

ニコニコやyoutubeで活躍し、パリに住むひろゆきさんの書籍です。この本は、必要のないブランド品などを捨て、ただがむしゃらに頑張るのではなく、今流行りの業界などの風の吹く場所に行って少ない努力で大きな成功を収めよという博之さんらしい考えがあふれる本です。

頑張らない生き方に憧れる人にぜひ読んでほしい一冊です!

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②チームワークとは何か?『コンサル一年目が学ぶこと』

一流の会社員であるコンサルタントが書いた仕事に関する本です。

一流の思考術やデスクワーク術話す技術などを教えてくれます。特に僕のような教師にはなかなかない時間単価の考え方を教えてくれました。

印象に残っているのはquick and dirtyという早く雑にという仕事術です。二流は時間をかけて一生懸命いいものを作りますが一流はそうではないということを教えてくれます。

これからバリバリ社会人として、仕事で活躍しようとしている人におすすめの一冊です。

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③10の思い込みを捨てよ!『FUCTFULNESS-ファクトフルネス-』

超有名な医者で、TEDなのでもたくさんの公演を行っているハンス・ロスリングさんが魂を込めて書いた一冊です。

内容は、人間が少なからず持っている間違った本能によって、私たちは世界を歪んだ状態で認識していて、そのせいでビジネスチャンスを逃していたり、余計な心配ごとがかさんでしまっているという内容です。

具体的には、分断本能によって人類は二つに分けられている。例えばお金持ちと貧乏な人、先進国と発展途上国のように真っ二つに分けてしまうが、実際は4つのレベルに分かれているといった具合です。

死期の近いハンスさんが世界に真実を伝えようと魂を込めて書かれている分ボリューム感たっぷりの本になっています!世界の真の姿を知りたい人にぜひ読んでほしい一冊です。

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④目的地をセットせよ!『神メンタル』

コンサルタントであり、会社の代表取締役でもある星渉さんが描かれたこの本は、思い通りに生きる公式について教えてくれます。

飛行機が目的地に予定通りに確率は0%だけど、それは毎秒細かい微調整をして、ゴールに辿り着いているからであり、私たちも日々ゴールを明確にして今の自分の現在地を考えながら、どのようにするべきかを考える必要があるということを教えてくれます。

この本を読めば、夢を叶えるための考え方&行動力を身に付けることができます。自分の夢を追い求めたい人にぜひ読んで欲しい1冊です!

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三葉
中学教諭(6年)→IT企業(1年)→高校教諭(1年目)
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Webライティング4年目|教師生活計7年
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