高学歴の中学教師ってあり?
旧帝大理系出身で以前中学教諭をしていた”三葉”です!
旧帝大理系卒業→念願だった中学校の教諭へ→6年働くも労働条件が悪い&新しい環境へ行きたい気持ちからIT企業に転職→退屈で1年で再転職→高校の採用試験を受け合格!高校教諭1年目
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高学歴で教師ってもったいなくない?
そんな風に考えている教員志望の大学生に向けて、実際に中学校で働いてて「俺学歴無駄づかいしてね?」という気持ちと「それでも教師は悪くないかもねっ」という気持ちをお伝えできればと思います。
迷っている志望生の参考になれば幸いです!
30近い僕の正直な気持ちは「無駄だった7割」「良かった3割」です
- 高学歴教師の割合は?
- 現場のリアルな声
- 学歴はもったいない?
- 低学歴じゃダメ?
① 高学歴の割合は?
高学歴の先生ってどのくらいいるの?
実際に働いていない人だとピンと来ない質問ですね。
子どもの頃は先生たちはなんでも教えてくれてさぞかし賢いんだろうな~なんて思っていましたが、知識をしっかり持っている先生はかなり少ないです。言葉巧みに、別に知らないけどさも知っているかのように喋るのが得意なだけでした(笑)
現在僕は、愛知県の中学校で働いていますが、僕が今まで出会った学歴がわかる中学校の先生は200人くらいです。この中で旧帝大と呼ばれる7つの大学、もしくは最難関私立とされる早慶上智あたりの有名大学出身の先生はどのくらいいるかというと3人/200人しかいません。
僕の知り合い200人の先生の有名な出身大学は
名古屋大学 2人
早稲田大学 1人
僕を含めても割合でいうと1.5%程度しかいません。
旧帝大・早慶上智出身の人は学年の総人口が約120万人くらいに対して、上の10大学の入学者数は48,000人程度だから、統計的に4%くらいの人がいわゆる高学歴です。
じゃあ中学教師の高学歴率低いやん!!
そうなんです!中学教師は高学歴の1.5%しかいないことからも学歴が低いとわかりますね。
優秀な人はむしろ頑張って成果を出しただけ報酬が貰えるタイプの仕事につくわけです。結果的に中学校の先生には大学は出て教員免許は持っているけど、、、って人が多くなるわけですね。
むちゃくちゃ言ってる、、、
小学校・高校・私立の場合
それでは、他の学校の先生の場合はどうなんでしょうか?
知り合いに聞いてみて結果をまとめてみました!
小学校
小学校には高学歴の先生はいません!!いません!!!!(いたらごめんなさい)
知り合いに聞いた話でも、僕の知っている限りでも小学校には行かないようです。
小学校の場合は子どもと遊ぶのが一番の仕事ですし、正直今までレベルの高い学習をしてきた人にとって九九とか教えるのは苦痛でしかないと思います。少なくとも僕はたし算とかかけ算を教えるのはダルいと思っちゃいます(笑)
小学校は面倒見の良さがすべて!
高校
高校の方が高学歴の先生率は高くて平均して2~3%くらいです。高校の場合は生徒が入試の時点で学力によってわけられているので、高学歴な先生ほど進学校と言われるハイレベルな高校に勤務することが多いです。
進学校なら10%くらいの先生が旧帝大あたりの出身だったりしますが、それ以外の学校の平均を取ると多くても3%くらいだから全国平均よりは少ないと言えます。
高学歴だとそれだけで授業に説得力が増すのは嬉しい♪
私立学校
私立は公的機関じゃなくて企業だから、高学歴ほど採用に有利という面があるため高学歴の割合は高いです。
とはいえ、学校によってピンキリなので2~10%といったところです。当然、進学実績がいい私立学校ほど高学歴の勉強ができる先生を採用しています。私立学校に入学する生徒は入試を通っているので生活指導がかなり少ないですしね。
採用試験には関係するの?
採用される時に影響はあるの?
採用試験に学歴は関係ありません!
教員採用試験は学力・教養テスト、面接、クレペリン検査(性格)、小論文で評価される都道府県が多いです。
高学歴なら小・中学校の筆記試験系はかなり楽勝で突破できます。ただ、面接や小論文については関係ないです。自分の実力次第って感じですね。
特に面接は教育大学出身の人はめっちゃマニュアルを持っていて、どうやらほとんどその質問や場面指導が本番も出るようです。知らんかったわ!ずるいぞ!!と言いたい。
僕は大学の教育関係の授業でそんなもの習ってないぞと!(授業あんま出てないし、行ったところでパズドラとレポートに忙しかった)
え?試験の結果?僕は筆記系がAで面接Cでしたよ。
練習したことなんてないもん!!!
採用試験に関しては教育大学出身の方が圧倒的に有利と言えます。そもそも大学で専門的なことを学んでいる総合大学出身に対して、教員採用試験のための授業で単位まで取れちゃう教育大学出身の人は有利すぎるんです。
まぁそのための大学ですし、僕自身はいい大学に行っていい教育を受けれたことに満足しているので、採用試験に大学は関係ないと言えます。
教師になるために教育大学に行けばよかったなんて思ったことない
しかし、本当かどうか調べられていませんが、風の噂では教育大学出身者の合格数が減ってしまうといささか問題があるらしく、数多くいる教育大学出身の上層部によって合格者の調整を行っているという噂があります。
② 現場のリアルな話
というわけで、中学校の教師は多くはさほどいい大学の出身ではありません。その結果、個人的にはモヤっとすることも多いです。
最初の3年間は何もわからず、そういうものかと納得して自分のクラスのことだけを考えて働いていましたが、だんだん学年のことや学校のことを考え始める立場になると、なんでそんなことするの?って感じることが多くなってきました。
そんな僕のモヤモヤを共有するので、これから先生になろうとしている人は参考にしてください!
無能は多い
まず、1つ目はやっぱり無能が多いってことです。
自分が優秀だとかは決して思っていませんが、さすがにそれはないだろ!って思う瞬間は多いです。
例えば、そもそも授業で教えている内容が間違っているのに平気な顔して話していたり、指示が完全に矛盾していて明らかにおかしい人も普通にいます。やっぱりそういう先生のクラスは授業崩壊したり、学級の雰囲気が悪いです(笑)
学生時代に勉強してなかった人が教壇に立って授業をするのは個人的に理解できませんが、環境的には仕方ないのかなと思います。
結果的に無能な人が仕事できない分、学校内でも優秀な人が仕事を請け負って運営をしている状況があります。それがかなりしんどかったです。
僕はそれが理由で中学教師を辞めています
↓も参考にしてください
適当に働く方がいいってことね
年功序列の弊害
教員は年功序列で問題を起こさないように行動していることが多いです。
公務員は問題を起こさない限り簡単にはクビにすることはできません。つまり、仕事をよりよくするよりも波風を立たせないことが重要なんです。
ということで、教師は例年通りとか他行と同じくとかっていう言葉が好きです。結果的に悪いものも最悪になる可能性があるがために、そのまま悪い状態にしてしまうんですね。新しいことをしたいタイプの人にとってはこれは精神的なダメージになります。
また、年功序列の制度が超絶強くて、無能でも学年主任などの主任職に就きます。学年としての意思決定をしなければならないポジションなのに、意味不明な指示を出してきます。結果として若い先生に負担がかかるっていう状況が生まれています。
向上心がなくなりやすいのは間違いない!
これに関しては2つの解決策があって、1つはスキルアップと思って自分の提案を練って準備して仕事を変えていくこと。これは、大変で上手くいかないことの方が多いですが、割り切ってやることで優秀な先生になれるでしょう。
もう1つは気にせずに自分の仕事に専念すること。意味不明な指示もなんとなく聞いているふりをして仕事をすることは可能です。僕は適当に聞いているふりをしてちょうどよく仕事をしていました。
総じて高学歴の賢い人から見ると、中学教師は無駄が多くストレスがたまることもありますが、学校の現場は全体の8割の仕事を担ってくれている優秀な先生のおかげで回っているところもあります。
高学歴で優秀なあなたが学校を引っ張りたいと思えば簡単にできます!
でも教師の仕事は楽しいし充実感がある
とは言っても教師の仕事は楽しいです。僕は特段子どもが大好き!ってタイプの教師じゃありませんが、生徒が成長していく姿を見られるいい職業ですし、普段の生活でも笑っていられる時間が長いです。
メンタル面でも人と会話することはストレスを軽減することが科学的に証明されていますし、やりがいを持って仕事をすることができています。
笑顔で日々過ごせるのは大きい
個人的には研究職について人との関わりが少ない職について、さほど感謝をされることなく成果を出し続ける仕事に就くより、1年の終わりにはしっかり感謝されて、充実感のある教師はなかなかいい職業でした。実際IT企業はつまらん過ぎて1年で辞めたし(笑)
どんな仕事もそうですが、教師も他には変えられない体験をすることができるので、まぁ良かったかなとは思います。
高学歴でもったいない気持ちはあるけど、教師isいい職業!
③ 学歴がもったいない?
学歴がもったいないの思うことはないの?
最初の5年間はありませんでしたが、教師を経験するほど学歴がもったいなく感じました。
僕は大学院の合格をもらっていながら、教師になるなら早い方がいいと考えて学部卒で教師になりました。そして、大学院まで進学した友達がいい企業に就職しはじめると、羨ましさもでてきました(笑)最初のころはよかったのに!
- 友達の給料が高い
- 仕事をしない方が得
友達の給料が高い
まず、一番はコレです。教員の給料は平均よりは少し高いです。でもこれは、平均の話です。
いい大学を出た人の平均は教師の給料よりもはるかに高くなります。僕の高学歴友人たちは、コンサルタントや三菱、キーエンスなどの初任給が500万以上のめっちゃいい企業に入社しています。。。
なんかこれ聞くと、羨ましいぃぃぃ!!!!って言っちゃいます。
もちろんお金以外の恩恵が教師にはありますが、時間外労働の多さと給料の額がさすがに見合ってないです。まぁ学歴関係なくする仕事ということで正直給料は低いです。残業代もでないしね。
優良企業の方が職場的にも優秀な人が多いから、色々と教わってスキルアップを出来る可能性が高いです。学校で働いていると上司はまぁまぁ指示を出してきますが、成長できないパターンも多いと感じます。
お金がすべてじゃないけど、心が納得いかない、、、
仕事をしない方がトク
じゃあ仕事しない方がいいじゃん!
まさにその通りで、仕事をしない教員の方が圧倒的にトクだと思います。だって成果じゃなくて、勤務年数で給料が決まるんだもの。
ってことは無能だけれども教員採用試験に合格し、クビにならない公務員になれた時点で適当な仕事をしても働き続けられて勝ち組ってことですね。
低学歴ほど教員になった時の恩恵が大きい!
④ 低学歴じゃダメ?
今までさも高学歴=優秀、低学歴=無能かのような表現をしてきましたが、実際絶対にそうというわけではありません。
今まで一緒に働いた名大と早稲田の人は優秀だったので、サンプル数は少ないですが、現在僕の中で高学歴=有能の反例は見つかっていません。(笑)
学歴は関係ない
結論は「教師に学歴は関係ない」です。採用試験にも影響はありませんし、中学校の勉強なんてさほど重要ではなく、人間関係やリーダーシップを育てることの方がよっぽど重要です。
先生の人間性が最重要
もちろん授業が楽しい、色々なことを教えてくれるってのも大事な要素ですが、中学校の内容なんてちょっと勉強すればある程度のことまで教えられます。学歴が関係するほどじゃありません。
個人的には、高学歴であることよりも失敗から学んで自己成長できる能力が大切だと考えています。教員は研修等なく、大学を卒業してからいきなり、4月1日から仕事が始まり、僕の場合は6日には入学式の説明をして体育館に入場し、クラスの目標を言ってました。右も左もわからないままでたくさん失敗しましたが、それもふまえて成長できたと思っています。
学歴より学習能力が大切!
低学歴ほど逆転と言える
最後に思うのは、低学歴の先生ほど逆転と言えるなと思います。
学歴はないけど生徒への言葉かけがうまい先生はいますし、尊敬もしています。中学校は勉強だけがすべてじゃなく、生徒の心をつかむことが大切なので、生徒に寄り添って指導できる先生であれば、学歴は関係ないです。
なんなら勉強が出来過ぎる先生は勉強がわからない生徒の気持ちがわからないから、そう考えると普通の学力の先生の方が生徒のことを考えられるのかもしれません。
しっかり悩んで結論を出そう!
高学歴だから教師になるのはもったいない気はしますが、確かに楽しさはありました!
29歳の僕は最初の5年間は生徒と共に成長できて、やりたい仕事に就けて本当に良かったと思っていました。念願の教師だったし、一生この仕事を続けていくと思っていましたが、成長が感じられなくなった時から別の仕事をしないとっていう気持ちになってしまいました。
念願の仕事だったのにも関わらずです。
もちろん僕が教師を1度辞めても戻ってきたように教師は素晴らしい仕事ですが、それ1本で考えるのはかなり危険です。
僕の反省は大学生のころにもっと色々な世界に触れておけば良かったな~ってことです。もっと別の仕事を知った上で教師になれば後悔はなかったし、一度IT企業を挟まんで良かったやん。って思ってます。
ぜひ今大学生の方は色々な企業を見た上で教師になるか考えてみてください♪
色々な情報を知って、ぜひ後悔のない決断を!
新卒カードの話
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