ハリネズミは寒さに弱い生き物
ハリネズミが冬眠しないためにはどうすればいいんだろ?
そんな悩みを抱えている、現在ハリネズミを飼っている方やこれから買おうとしている方に向けてハリネズミの冬の過ごし方についてお伝えします!
ハリネズミをアイコンに使うほど愛に溢れていて、大学生の頃からハリネズミの可愛さに惹かれてハリネズミ飼育歴7年になる僕”三葉”が今までの経験を元にハリネズミが安全に冬を越せる暖房器具をご紹介します!
ぜひ参考にしてください!
これさえ読めばばっちり♪
ハリネズミの生態と適正な温度
まずはハリネズミの生態について知ってください!
生息地域は主に赤道付近の熱帯の地域で、日本に来るヨツユビハリネズミは熱帯の国であるタイで育てられたものが多く、基本的に暑いところでしか生きることができません。
なので、ハリネズミのケージの中は26℃~28℃の間に保つ必要があります。
26℃はキープして!!
また、30℃を超えると夏眠するとも言われているので、暑すぎるのも✕です。夏眠は冬眠の逆で夏に暑過ぎて体力を温存するためにハリネズミが長い期間眠る事です。
いろいろな本には30℃を超えるダメと書いてありますが、僕の経験上35℃までは大丈夫です!あまりにも暑い期間が続くとだめですが、常に35℃以上ってことはなかなか少なく夜は温度も下がっているはずなので、暑すぎる分はあまり意識しなくても大丈夫です。
寒さは絶対NG
しかし、寒さの方は問題で僕自身、コンセントが抜けていて暖房器具がすべてダウンしてハリネズミが無茶苦茶弱らせてしまった経験があります。
ハリネズミなどの小動物は、自分が弱っている姿を見せないようにするんですが、暖房器具が消えていた時はものすごく弱っているのを隠せていませんでした。もし気が付くのが遅れていたら、ハリネズミを殺してしまっていたかもしれません。こわっ
冬のハリネズミの暖房はものすごく気を遣ってくださいね!
1日暖房が切れてるだけで超危険!
ケージの中の温度が18℃を下回ると、ハリネズミは冬眠を始めてしまいます。サーモスタットや温度計を使いながら適切な暖房器具で26℃~28℃の温度をキープするようにしましょう。
18℃以下にすると冬眠の危険性がある!
それでは、僕が7年間ハリネズミを育てている暖房器具を紹介して行きます!ぜひ参考にしてください!
ハリネズミ用の暖房器具
とりあえずこれだけあればOK♪
① 暖突
我が家の暖房器具の中のエースは間違いなくこのダントツで”暖突”です!ケージの上の部分に取りつけておけば、冬の寒い時期でもケージの中をものすごく温めてくれます!
実際もこの暖突を愛用していて、飼育用のすべてのケージに使っています。
下側だけに熱を出してくれるのでエネルギー効率が良く、電気代を抑えられます!
消費電力が小さく保温電球よりも圧倒的に電気代の節約になるので、とりあえずこれをつけておけばオッケーです!
僕はシャトル70に暖突Mを付けて使っています。
上手く天井につけるのに少し手間取りましたが、なんとか上手くつきました。これ自体、ものすごく高温になりますが、人間が手で触ってもまあ大丈夫な仕様。下に向かって放射なので、床の方は30℃より低くできます。(私はサーモスタットを使っています)
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ヒーターといえば暖突ですね。シャトルマルチ70の上部に使用。
シャトルマルチ70だと付属のネジでは収まりが悪いので焼き網に取り付けてナスカンで固定して使っています。サーモスタットに取り付け、じんわり暖かくなって本当に便利。
かなりの熱さだと思いますが布?のおかげで触っても熱くないのが安心感があります。買って良かったです!
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シャトル70ってのはこのケージのことです↓
暖突の設置方法
我が家では金網を追加で購入して、暖突をこのようにしてシャトル70に取り付けています。
シャトル70の網目に直接金具を取り付けようとしたら、間隔が合わずに落ちまくってしまったので、コチラの金網↓を頼みました。
この金網を注文すれば、暖突の中に入っているネジを取り付けることができて完璧に設置できます。この取り付け方ならシャトル70の上の扉も開閉することができるので便利です!
ドライバーが無ければ一緒に購入しておきましょう。
ちなみに、このような暖房器具はペットショップで買うとかなり割高なので通販で買うことを激しくオススメします♪
② ピタリ適温プラス
暖房器具でよく使われるのがこの「ピタリ適温プラス」です。
ケージの下に敷いて使うだけなので、暖突のように面倒な設置もなく1秒で暖められるのがポイントです。
また、ケージの一部分だけを暖められるのでハリネズミが暑いと思ったらピタ適が無いところに勝手に移動してくれるので、ハリネズミ自身の温度調節がしやすいです。
ずっとピタ適の上にいたら別の暖房器具を追加してね
大きさは3号がちょうどケージの半分ぐらいを暖めることができるから無駄のないベストサイズです。夏以外の時期は僕はこれを使用しています。暖突と合わせて上下から暖めることができ、ハリネズミ自身が温度調節できるので必須アイテムです。
これまで、1号、2号をたくさん、4号を1枚使用し続けていますが、不具合なく、しっかりと保温してくれるベストアイテムになっています。
保温したいサイズでチョイスできるのでとても便利ですが、3号と4号の価格差が500円ぐらいなので、思い切って4号を購入するのもよいかと思います。今回初購入の3号は、リクガメのシェルター底サイズに合わせて購入しましたよ!!
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ハリネズミの冬支度用に!
温度調節が出来ないので夜間だけ利用しています。うちのこは寒がりみたいなのでできるだけつけていた方がいいみたいですが、室温が高い日中は切るようにしています。
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もう1周り大きい4号でもケージの下に収まるからOKです!
③ 保温電球
冬の寒い時期には保温電球を併用して使っています。ガチ寒い夜は暖突×ピタ適の組み合わせでも23,4℃くらいで止まってしまう時もあるので、最強の保温器具”保温電球”を作動させます。
ただ、常に使い続けると電気代も高いですし、暑すぎて逆によくないのでサーモスタットと一緒に使います。
保温電球も部分的に暖めるので、ハリネズミが勝手に適温の場所に行ってくれるのもいい点です♪
保温電球めっちゃ暖かい!
気に入った点は充分な暖かさを感じられるところ。気に入らなかった点は、サーモスタット併用でなければ、温度の調節ができないところです。
サーモスタットを使わないと、低音やけどが心配になるくらい商品自体が加熱してしまいます。購入時にサーモスタットも同時購入したので、25度にセットし、夜寝かせる時には膝掛けでケージを覆っています。
それもサーモスタット併用だからできることで、ヒーターのみであれば、上に掛け物をすると火災が心配です。
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90cmのメタルラック2つにケージを4つ並べて置いてるのでこのヒーターはそのメタルラック自身の真ん中に2台取り付けてました。
まる一日ヒーター電源入れっぱで7〜8畳の閉め切った部屋なら冬でも多少ポッカポカでした。40wのヒーターまでならケージの中でも問題ないと思うけどこの60wは外付けのがいいかもね。
半年間、電源入れっぱで問題なかったです。来年の冬もまた活躍してもらおうと思います
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60Wを使っていますが、シャトル70の大きさでも40Wで充分だなって感じているので↓でもいいかもしれません。
保温電球は必ずサーモスタットと併用!
④ サーモスタット&温度計
暖房器具がこれで正しいのかわからない、、、
やはりケージ内が適切な温度に保たれてるかどうかは測らないとわかりません。そして温度計がないと無茶苦茶不安になります(笑)
ハリネズミが元気な様子で動いていればいいんですが、ハリネズミは小動物は外敵から身を守るため弱っていてもよっぽどのことがない限り弱っている姿を見せてくれません。なので、本当は体調が悪くてもなかなか感知することができないんです。
だからケージ内にはしっかりとした温度計を備えておきましょう!
温度計は絶対に備えておこう!
まあ正直温度計なんてなんでもいいですが、正しい温度が測れるしっかりとしたものにしましょう!100均のやつはお勧めしません。
そして電気代を抑えるために大活躍してくれるのがサーモスタットです!暖突や保温電球を常に使いっぱなしにしていると、電気代がめちゃくちゃ高くなりますし、昼の間は35℃ぐらいになってしまいます。
暑すぎると夏眠しちゃうよ
我が家ではサーモスタットを暖突と保温電球につけて温度管理をしています。サーモスタットの値は正確とは言えませんが、7年間困ってはいません。僕が使っているのは↓のやつですが、もう少ししっかりしたやつのほうが正確な温度が測れていいかもしれません。
今まで保温するのが大変でしたがこれを取り付けた事で設定温度をキープできるので安心です😆温度感知センサーの位置で微妙に温度は違うので、そこは微妙に調整すると良いと思います
こんな良いものがあったなんて知らなかったので早くに買っとけば良かったと思いました😆
私的には大満足です
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何にせよ電気代や適切な温度にすることを考えてもサーモスタットは必要不可欠なアイテムです。
⑤ ケージカバー
最後に紹介しておきたいのがケージカバーです!これは必須ではないですが、電気代を抑えるために絶対やったあった方がいいです。
熱はエネルギーの墓場と言われるほど外に逃げやすく、カバーどうしていないとむちゃくちゃ無駄な熱を作って電気代が高くなってしまいます。
僕の家の場合、冬場は月600円くらいハリネズミに電気代がかかっています。多分カバーを付けていないともっと高くなっています。カバーでなくてもいいですが、ケージを覆う何かを用意しましょう!
我が家は↓のシャトル70を使っているので、これにぴったりのケージカバーを使っています。
使っているケージカバーは↓のシャトル70専用のものです。
我が家のハリネズミちゃんの初めての冬を越すために購入しました。エアコン25度設定でリバーシブルヒーターも使ってます。薄手のフリース生地なので、秋はこれで保温されていましたが、冬の朝などはゲージ内の温度が21度に下がってしまったので、このカバーだけではダメそうなので、天井に吊るすタイプの暖突を購入しました。
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良かった。
シャトルマルチ70Rにぴったりでした。
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それ以外のケージカバーは大きさをしっかり調べて購入してください。少し大きめだと安心ですね。
また、こんなしっかりしたカバーでなくても保温シートを工作して熱を保つ仕組みを作ることもできます。
オススメは↓のアルミ製のはさみでも切れる保温シートを3枚買って、ケージの大きさに合わせて工作するのがいいです!僕は不器用目ですが、シマリスのケージにはこれで工作したものを使いました!
専用のカバーがなかったら自分で自作するのもアリ!
あと僕はハリネズミを最初に飼ったのが大学生の頃で、そんなにお金に余裕が無かったのでシャトル70 で飼育を始めたんですが、今の僕がハリネズミを飼い始めるならケージは絶対にアクリル製のものにします。
理由はハリネズミの動きが分かりやすく、保温性能が高いからです。追加で購入するなら↓のやつを買います。
家のスペースに余裕があるのであれば、冬はこのアクリルケージで、夏はシャトル70の金網ケージにするのがいいです。
その他に必要なもの
暖房器具以外にハリネズミの飼育必須アイテムはコチラの記事にまとめてあるので一緒にご覧ください♪
ケージに詳しくはコチラで紹介しているのでコチラもどうぞ!
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