ズボンの勉強を始めよう!
スラックス、チノパン、スキニー、、、どれがどれかわかんなぃぃぃぃいいい
こんな状況に陥っているおしゃれに疎い大学生や20代の社会人の方もわりといるんじゃないでしょうか?
僕も完全にそうです!ジーパン以外よくわからん!!!
っていうファッションレベルで、ズボンのことなんでパンツとか言うんだ!履けりゃええやろ!!なんて思っていましたが、ある漫画を読んで少し考えが変わりました。
手に取った漫画は『服を着るならこんなふうに』という若いメンズがファッションの勉強を少しずつしてオシャレになっていくっていう漫画です。
服なんて自分が着れてちょっと似合っている気がすればいいじゃん!と思っていましたが、この漫画で考えが変わりました!
このファッション聖書曰く、「服は自分のために着るんじゃない、相手のために着るもの」とおっしゃる。
なるほど!自分をよく見せるために着るのか!
さらに聖書は「ファッションはセンスじゃない、理論だ!」と言ってくれます。
そうか!勉強すればオシャレになるんだ!
というわけで、今回はファッションについて全く分かっていない20代メンズによる「メンズのズボンの種類」を勉強する話です。
ジーパンしかわからないレベルの人向けの解説です!ファッション誌のような細かい分類はありませんが、知識0の人がコレってどんなズボンなん?を解決できるように細かく説明しました!どうぞよろしく!
ズボンは4つの要素で分類されている
最初の「スラックス、チノパン、スキニーがわからない」という疑問をまずは解決していきましょう!
いったんH&Mの通販サイトの一部を見てみます。
スキニーフィットカーゴジョガーパンツってなんやねん!
右側のズボンは「スキニーフィットカーゴジョガーパンツ」らしいです。高等呪文か!!!
この謎の呪文が生まれる理由は、ズボンの名前が4つの要素が組み合わさってできているからです。
例えば、「スキニーフィットカーゴジョガーパンツ」 のカーゴっていうのはcargo(貨物船)という意味があって、船の荷物を運ぶ人が来ていた作業着が元になっています。
つまりカーゴって書いてあるってことは、ミリタリー(軍隊)ファッションに使えるよ~ってことです。
続いて、ジョガーはシルエットを表していて、スウェット素材でゆったりとしたズボンのことを指します。要するにジョガーはダボっとしてるよってこと。
スキニーは?
ややこしいことにスキニーもシルエットを表していて、スキニーは「皮」という意味を持ち、皮膚みたいに体にくっつくよ~って意味です。
むちゃくちゃ複雑なんですが、要するに「スキニーフィットカーゴジョガーパンツ」を日本語訳すると「体にぴったりフィットするけど、スウェット素材でゆったりしてるミリタリー系のズボン」ってことです!
難しすぎるわ!!!
その気持ちめっちゃわかります!!しかも、全然明確な区分がなされていない!
「ぴったりフィットするのにゆったり」っておかしいだろ!!とか思いますが、あいまいな基準でなんとなく名前がついているから、ジョガーパンツ=こんなやつって考え方は捨てた方がいいです。
ズボンの名前はあいまいだから大体の解釈でOK!
4つの要素から名前が付けられるから「ミドル(長さ)カーゴ(職業)ストレート(シルエット)ジーンズ(素材)」なんて魔法のような名前になってしまうのです!
でも、要素が何を表しているのからわかれば、大体どんやなつなのか、触らずともカタログだけで理解することができます!
それじゃあようやくズボンの種類について知っていきましょう!
ズボンの種類
ズボンの種類は調べれば調べるほどたくさん出てきますが、まぁお店でよく売られていたり聞いたことがあるやつだけチョイスして、どんな着こなしが出来るのか解釈する感じで説明していきます!
① シルエットで分類
スキニー(シルエット)
『服を着るならこんなふうに』では1番最初に買うべきアイテムとして黒スキニージーンズをあげていました!
ファッション初心者が買うべきアイテムはこれです!
真っ黒で細身というスーツのスラックスさとジーンズのカジュアルさのバランスがいいんです!黒スキニーを履くことで大人っぽさを簡単に手にいれて、どんなトップスにも合わせやすい基本のキだなんです!(と書いてありました!(笑))
スキニー(skinny)は「皮」「ほっそりとした」「やせこけた」という意味がある、要するに痩せていて、皮膚のように体にフィットするズボンってことです。
そのほかのシルエットを指す名前の中で最も腰~足首まで細いズボンです!
スキニーは最も細いシルエットのズボン
ファッション初心者は黒スキニージーンズを1本持っておこう!
ストレート(シルエット)
ストレートパンツは腰~足首まで真っ直ぐなラインのズボンです。野球部のユニホームって感じのやつです。
スキニーは体にフィットするのに対して、ストレートパンツは体の凹凸は見えにくいけど、スマートなラインを作れるわけです。
カジュアルよりはスーツよりになるため、かしこまった場に履いていったり、トップスがカジュアルな時にバランスを取るために履くのがGood!
スリム(シルエット)
スリムはスキニーとストレートの間に位置する、、、という、、、
このへん明確な基準がないからこれはスリム、これはスキニーみたいには区分できない。わかりにくいね。
メーカーによって呼び方は違うけど、スキニーはストレッチしない素材だから完全にピッタリ皮膚のように密着するサイズじゃないと履けないのに対して、スリムはストレッチ素材で伸縮性があるから、細身だけれども割と履きやすいズボンです。
ストレッチ性を持たせるためにポリウレタン素材を数%混ぜたりします。
スキニーはストレッチ性が少ない細身のズボン
スリムはストレッチ性が多少あるけど細身のズボン、スキニーとストレートの間らへん
ここまでの3種類は細身に見える人気のアイテム!
ファッション初心者は細身のズボンを持っておこう!
テーパード(シルエット)
続いてはテーパードです。写真を見てもスキニーとかストレートとかと一緒やん!!!って気がしますよね。
しかし、ちょっと違っていて、テーパーは「先細り」という意味があって、腰付近はゆったりとしてるけど、足首は絞ってあってシュっとした印象を与えます。
ファッションで3首と言われる首・手首・足首の3つは注目を集めやすいため、足首をシュっとさせるとスタイリッシュな印象を与えることができます。
特に、太もも付近が太いマッチョ系の人でも履きやすく、そういう理由でテーパードシルエットは人気のズボンです。
違いが分かりにくいけど、腰回りが広いから少し快適で、だんだん細くなっているから目の錯覚的に足首が細く見えてスタイリッシュ!ってなわけで人気と思っておこう。
テーパードは先細りの意味で、履きやすくスタイリッシュに見えやすい人気ズボン
ワイド(シルエット)
ワイドシルエットはその名の通り、下半身の輪郭が消えるくらい幅のあるズボンです。
足が太いからコレにしよ!なんて考えで買うと失敗します。足が太くてもストレートやスリムシルエットのズボンにした方がいいです!
ファッション的に上下スリムなIラインシルエットか、上が膨らんで下がスマートなYラインシルエットの方が初心者は圧倒的に簡単です。このダボっと感を扱うのは危険なのでやめとけ!
お店に並んでいる商品的にもワイドシルエットと言っても↓のようなサルエルパンツの方が人気です。
サルエルシルエットは膝のあたりが膨らんでいる分、足首のあたりは絞られて、3首をキレイに見せる工夫がされたもので人気です。
アラビアンナイトに出てきそうですね、、、ファッションレベルは高くないと扱えません。
ワイドシルエットはファッション上級者向け
ジョッパーズ(シルエット)
ジョッパーズパンツはもともと乗馬用の正式な服で、サルエルパンツよりも股下のゆとりが少ないものを指します。
腰回りはゆったりなのに足首はフィット感があるから履きやすく、日本人の体形にあっているから足が長く見えます。
少しダボっと感があるから着こなしは難しめですが、履きやすさから人気は高いです。レディースの方がよく売られていますね。
ジョッパーズをさらにシュっとさせたのが↓のジョガーシルエットです。
ジョガーパンツはジョギングが由来になっていて、スウェット素材で動きやすいもののことを指します。
履きやすい運動用ってイメージでOK!
ブーツカット(シルエット)
ブーツカットはブーツにデニムを合わせるためのズボンです。逆に履いてる人いる!?ってレベルのズボンですね。
履いているのはカーボーイくらいでしょう。
② 素材で分類
シルエットの次は何の素材でできているからで名前が決まっています。これはなじみがあるはずだから簡単です♪
デニム(ジーンズ)素材
これは言わずと知れたジーパンですね。特に説明することもないです!
JEANSmateのオンラインショップにはいろんな種類のジーパンがあって楽しいです♪お高めだから買いにくいけど見るだけならタダですし。
チノパン
チノパン=ベージュのイメージがありますが、藍色=デニムと同じくらい間違いです。もとはフランス軍の制服に使われていて、汚れが目立たないような色にしていたそうです。
ベージュの他に、カーキ、ブラウン、黒、ネイビーなど様々な色があってカジュアルに履くことができます。
チノパンはチノクロス(単糸でつくられている光沢のある生地)を使ったズボンのことで、ほどよい厚みがあります。そのため、下半身が重ためな印象になるからスタイルが悪く見えがちではあります。
シルエットでいうとストレートシルエットのものが主流ですね。
チノパンは下半身が重ためになりがち、カジュアルな場◎
スウェット
体育会の部活とか、深夜のコンビニにいるヤンキーが履くやつですね。僕も大学生の時は講義も全部部活のスウェットで参加していました(笑)
ゆったりしたシルエットで何より楽!!オシャレに使うのはカジュアルが強すぎて難しいですが、オシャレが必要ない場面ではかなり使いやすい素材ですね。
最近ではジョガーパンツなどの細身のズボンにも使われていて、スタイリッシュな運動用にも進化を遂げているようです。
ジャージ
運動着によく使われている素材ですね。ニットに伸縮性を持たせた素材で運動性◎です。
ストリートファッションとして活躍している場合もあるそうですが、ジャージがカッコいいってのはもともとが筋肉質でイケメンじゃなきゃ無理くね?とか思ってます。
まぁ運動の時に着ましょう。
リネン
麻(リネン)素材は天然素材で吸湿性に優れていて、風通しがいいから夏用のズボンに多用されています。
天然素材なだけあって質感が心地よく、涼しげなのがGood!
ストレートシルエット~ワイドシルエットまで幅広い展開をされていて、夏になるとリネンのコーナーが出来るほどの人気があります。
天然素材のリネン100%のもの以外に他の繊維を混ぜ込んで生地に厚みを持たせたりして、コーディネートしやすくしたものもあります。
リネンは夏用ズボンに使われる涼しげな素材
③ 長さで分類
次は長さの分類です!見た目で一発だから楽勝♪
ショート
膝よりも短いものをショート丈といいます。
ファッション初心者がオシャレのために使うのは難易度高すぎです。夏休みの小学生みたいになっちゃいます(笑)
これよりもさらに短いクオーター丈ってのもありますが、僕たちがオシャレのために手を出すことはないでしょう。どうみてもダサい(笑)暑い日の公園に行く時だけにしましょう。
ミドル
膝よりちょい下あたりの長さのものをミドル丈といいます。
カッコよくなるのはイケメンだけ、、、いやイケメンでも厳しい、、、
クオーター丈~ミドル丈は初心者にはレベル高すぎぃ
クロップド
クロップは「刈る」という意味があって、6~7分丈の長さのものを指します。
ミドル丈はストレートシルエットをそのまま切ったものが多いですが、クロップド丈はテーパードシルエットのように、だんだんと細くなっているからスマートに見えます。
中学校の体操服のようにダサくないのでクロップド丈のズボンを街中でオシャレに着こなしている人は結構見かけますね。
足首が見えるので、靴下は見えない長さのものを履いて足首を際立たせると3首理論的にGoodです!
クロップド丈は6~7分丈でスタイリッシュに履きやすい
アンクル
アンクル=足首だから足首の長さまであるって丈のズボンの意味です。まぁ要するに普通のズボンですね。わざわざアンクルパンツとかあんまり言わない。
フルレングス
フルレングスは靴が隠れるほどの長さのズボンのことです。
床を引きずってしまうレベルの長さのものを指すことが多いですが、割とあいまいな表現のようです。
オシャレレベルは高めだから僕は手は出せません(笑)。
④ ルーツ(由来)で分類
最後はルーツで分類されたものです。ルーツに関しては定義があいまいだから、はっきりしてよ!!!って言いたくなりますが、まぁそういうものもあるんだな~って覚えておきましょう!
スラックス パンツ
最初からね、よくわかんないやつなんですわ。なんかスラックススラックスよく聞くけど、結局なんやねんスラックス!って感じです。
スラックスズボンっていうものは存在していなくて、スラックス=ゆったりという意味がありますが、タイトなものをスラックスと読んだりするそうです。
、、、どういうことだ???
ゆったりなのにタイトでも”スラックス”?
さらにはスラックスはカジュアルでもスーツでもいけるそうです。もうわけがわかんねぇ。だからファッション初心者はファッションが難しく感じるんですね。答えがあいまいだから!
まぁスラックスはズボン全般を指す言葉で、多くは背広や上着と一緒に履くズボンでゆったり目のものを指すことが多いです。
あいまいだけど、スーツの格好のズボンがスラックスと思っておけばいいでしょう。
スラックスはゆったりの意味で、背広などのスーツに合わせるズボンのことを指すことが多い。
カーゴ パンツ
カーゴ(cargo)パンツは船の作業員が来ていた作業着をルーツに持つズボンで、ポッケが大きかったり、たくさんあるのが特徴的です。
ワイドシルエットでゆったりしたシルエットのものが多く、チノパン素材が多く採用されています。
カジュアル100%なズボンでミリタリーコーデやアメリカンスタイルに合わせて使われます。
カーゴパンツはポケットが多いカジュアルズボン
リブ パンツ
リブは袖のように伸縮性のあるキュッとしまる編み方のことで、足首のところでキュッとなっているから3首理論で足が細く見えます。
スウェットパンツに多く採用されていましたが、近年はジョガーパンツにもよく使われています。
足首がキュッとなってたらリブパンツ
イージー パンツ
イージーパンツは名前の通り簡単に履ける気軽さが大人気です。なにが簡単かというとヒモやゴムでズボンを固定するタイプだから、ベルトなしで履くことができるんです!
めっちゃ楽です!僕も個人的にはよく履いています。
ちょっとお子様感だ出ているのは否めないですが、ベルトの位置が隠れるトップスならまぁ大丈夫です!カジュアル気味のものが多いですが、スーツっぽいやつもあります。
まぁとにかくベルトしなくていいから快適なズボンってことです!
イージーパンツはノーベルト!めっちゃ楽!!
オーバーオール パンツ
これは僕が知らなくてちょい恥かいたことがあるので紹介しておきます。このタイプをオーバーオールというそうです。
、、、いやダサいよな?オシャレがなんなのかわからなくなりますね。
レディースで着ているのはみたことはありますが、メンズはマリオとルイージしか着ているのをみたことがありません。マリオってオシャレさんだったのか?
着たらキノコ食べたくなる
まとめ
いかがだったでしょうか!
今回は僕の勉強もかねてメンズのズボンの種類を解説させていただきました!
種類だけの解説だったのですが、着こなし等も『服を着るならこんなふうに』などの本を読んで勉強中ですので、みなさんもぜひ読んで見てください!
服は相手のために着る。ファッションはセンスじゃなくて理論。を教えてくれた聖書です(笑)
↑Yahooが一番ポイント還元が多いからお得です。
↓の本もファッション理論の勉強になりました!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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