教育実習生は不安だらけ!
もうすぐ教育実習だけど何をすればいいかわからない、、、
この悩みを持った教師を目指している大学生もきっと多いはずです!僕自身、7年前に中学校に教育実習生として3週間体験に行ってきました。
その時は右も左もわからずものすごく不安でした!
そりゃそうです!知らない生徒たちがいる教室にいきなりぶち込まれ、一週間後には授業をしなければいけないんですから!なんという過酷な労働!(指導教官やらせすぎやろ!)
特に僕は総合大学出身だったため、大学で教育実習についてほとんど何も教えてもらっておらず、ほかの実習生との知識の差ハンパなかったです。指導案?なんだそりゃ??ってレベルです!
そんな僕だからこそ、教師になった今、過去の自分に教えてあげるがごとく「教育実習ではこうすべき!!」という心構え&すべき事を分かりやすく解説しました!
これから実習に行く先生の卵のみなさん!ぜひこの記事を読んで、 100%バッチリ教育実習に行ってください!
全く分かっていなかった昔の自分に伝えたい!!
① 事前にすること
教育実習ってどんな流れなの?
まずはこの疑問に答えようと思います!
- 前年度10月頃大学に実習の申請を行う
大学によって違うけど、実習に行く前の年の10月ごろまでに教育実習に行くことを申請しないといけません。(大学が教えてくれる)
- 前年度~4月実習先が決まる
実習先の学校は4月には誰がどの学校に行くかが発表されます。学校の先生たちも職員会議で誰がくるのかみんな知っている状態になります。
- 2週間前実習先の学校と事前打ち合わせ
電話での打ち合わせを通して予定を合わせ、指導教官の先生との顔合わせをしたり予定の確認をします。
- 当日教育実習開始!
実習START☆
- 2,3週間後教育実習終了!
お疲れ様!
- その後
体育祭や文化祭に行ってもいいかも?
教育実習はこのような流れになっています!そして大事なのは事前打ち合わせ~教育実習の期間になりができるかです!
しっかりと準備しておこう!
事前打ち合わせ
実習先の学校と始めて予定の確認をするのはこの事前打ち合わせになります。
実習先の学校から事前打ち合わせの日程をいつにするか電話かかってくるので、予定を合わせて夕方ごろに学校に行って先生たちとお話をします。
この時話すのは学校の予定全般を担当している教務主任と指導教官の先生で、主には指導教官の先生と授業について話します。
具体的には、数学の先生なら二次関数の分野を教えてね~て感じで自分が授業する単元の相談(っていっても勝手に決まりがち)をします。二週間前ぐらいに教えておくから一応勉強しといてねっていう感じです。
まぁ別に勉強なんてせんけどなっ!!
僕の場合ですよ(笑)何していいかわかんないし~~
事前打ち合わせは指導教官の先生がどんな先生なのかと自分が教える授業の内容を知ることができます。この打合せで僕はしませんでしたが教師になった今、これは絶対お願いすべきだったと言うことが二つあるのでお伝えします!
今思うとこれ二つをやってよかったなぁ~と思います。
① 担当するクラスの生徒の写真&名簿をもらう
先生たちもクラスにいる30人の生徒たちの顔と名前を覚えるのに1ヶ月ぐらいかかります。(僕が遅いのかっ?)
教育実習生は生徒と関わる機会が多いので、生徒の名前覚えやすいはずですが、あまり関わりを持ってくれない子や目立たないこの名前はやっぱどうしても覚えづらいです。そして実習生は最後には研究授業をするから授業内で生徒を指名することになるから、最終的にクラス全員の名前を覚えることが必須になります。
それなら最初から名簿や顔写真をもらっておいて、実習前に覚えてる方が絶対いいです!特に特殊な読み方をする名前の子は覚えづらい!!!
心に余裕ができるしね
個人情報を渡してくれるかどうかは学校や指導教官の先生によりますが、 事前打ち合わせの時に試しに聞いてみるのが良いです。
こういったお願いをすることで、やる気のある子だ!と勘違いしてくれる可能性もあるので、Goodな作戦です!
大抵の場合は、
全然いいよ~はいっ!流失はしないでね☆
ってな具合に名簿&顔写真をくれるはずです。少なくとも僕はあげますよ~
事前打ち合わせの時に顔写真と名簿をもらえるかお願いしてみよう!
持ち物の準備
教育実習に欠かさず持って行くべきものはこの通りです!
これさえあれば完璧♪
教育実習に持って行くべきもの↓でめちゃくちゃ詳しく解説しているので、ぜひこちらも読んでください☆
② 教育実習生のすべきこと
続いて教育実習中に教育実習生がすべきことについて解説して行きます。
大切なことはとにかく”やってみる”ことです!
初めてだからできなくて当然だわ!って開き直れ
せっかくの実習だし、正直3週間でお別れの関係だから素直に自分がやりたいと思ったことをすることが大切です! 生徒の為に何か起きたという気持ちは生徒にも、ほかの先生にも絶対に伝わります!
とにかく短い時間の中で自分のやってみたいことをしてみよう
生徒とのコミュニケーションの取り方
先生の一番の役割は「生徒といい関係をつくること」です!
誰だって見ず知らずの人に何か言われても気にもとめませんが、信頼している人や尊敬している人に言われた言葉は心にはいっていくものです。
学校の先生は生徒を叱ったり、褒めたりしますが、どんな言葉で伝えるかも大切ですが、言葉一つひとつが生徒のためになっているかどうかは”生徒との関係”が最も重要です。
生徒指導をしていて、一番実感するのは信頼されているかが大事ってこと
とにかく生徒の心をつかみ、良い関係を構築できれば、授業での発言も増えるし注意したことをしっかり守ってくれるようになります。
教育実習はこの子どもとの関係を作る練習だと思ってください!
研究授業の時に生徒がたくさん手を上げてくれれば関係作り成功!
いい関係をつくるコツは2つあります!
僕の経験上のこの2つが重要です!
①のとにかくほめるは超大切で、しょせん子どもだからとりあえず褒めておけば心を開いてくれる子は多いです。
なんでも褒めておけば近くに寄ってくるようになって指導しやすいよ
② 生徒と先生という関係だけど、共通の話題があると話しやすいし親近感を持ってくれます。教育実習生は生徒を最も年が近い先生だし、生徒にとってもとても話しやすい立場にいます。
だからこそ共通の話題を持っておくと簡単に信頼感を得ることができます。
僕の経験上、今の中学生に人気なのは「マイクラ」「ポケモン」「SPY×FAMILY」「Tik Tok」です!(小学生は知らん)これは僕の勤務地の場合ですが、子どもに人気のものを表面だけでも知っておくといいですよ。
適当な褒め&生徒に人気なものの知識で信頼関係を築こう
いろいろな先生を観察する
教育実習に関してはほとんどのことを指導教官の先生が教えてくれますが、その先生の言うことがすべて正しいというわけではありません。
先生の中には良い先生もたくさんいますが、もちろんあまり良くない先生もいます。
また、参考にできる先生と参考にできない先生もいます。これは先生の良し悪しというわけではなく、優しい系の先生がバシバシ体育会の先生のような指導はできませんし、その逆もできません。
指導教官は現役の先生たちの中で順番に回ってくるものなので、あなたのタイプに合った先生が指導についてくれるとは限りません。
なんてこと言うんだっ!
これが事実です。だからこそ指導教官の先生の授業やクラス経営だけをたくさん見るんじゃなくて、いろいろな先生の授業や朝の会に顔を出した方が有意義です!
先生たちの言葉の使い方や行動をよく学び、自分に合った先生を見つけてマネするのが一番いいです!
自分のタイプに合った先生を探してマネしよう!
特にベテランの先生だと生徒に対する言葉がけがめちゃくちゃうまいです。
例えば、机を整理させたい時は「机をキレイにしなさい」っていうんじゃなくて、「心がキレイな人は机もキレイだね」という言葉に変換します。
この変換が上手い先生は学級経営がめちゃくちゃ上手いので、言葉の使い方が上手い先生を見つけぜひ参考にしてください!
生徒への言葉がけが上手い先生は100%優秀!!
注意点
教育実習で注意しないといけないのは、年齢や距離が近すぎるために、先生と思われないというパターンです。
特に優しい先生ならば優しい先生ほど先生と思われにくくなってしまいます。
かといっていきなり叱るの?
教育実習の先生が生徒に叱るのは無茶苦茶難しいので、それができる方はやってもいいですか、軽い注意だけでもするかしないかで全然違います。
僕の経験上、生徒指導の方法は「叱る」と「褒める」の2つだけです。クラスに居るとできない生徒が気になって叱りがちですが、逆に出来ている生徒を褒めるだけでも
③ 授業について
教育実習生が一番悩むのは間違いなく「授業」です!教育実習の後半には研究授業で、全校の先生に授業を見てもらう機会があります。そこに向けて2,3週間でいい授業ができるようになることが教育実習最大の試練です!
試練を乗り越えるためにすべきことをお伝えします!
他の先生の授業を見に行く
授業をよくする方法で一番の近道は”ほかの授業をパクる”ことです!
上手い人のマネが一番いいのさ
例えば、うまい先生は授業での発問やタイマーの使い方が違います。最初の授業は生徒にプリントをやらせたとしても、3分にするのは5分にするのかによって暇な時間が出ててダラダラしてしまったり、時間が足りなくてやる気が無くなっちゃったりします。
30代後半~40代のベテラン先生の授業がわかりやすいことが多いからベテランの授業を見てきましょう!
時間の使い方&発問の仕方をベテランから学ぼう!
準備が出来れば授業は完璧
最初の授業はめちゃくちゃ緊張します。先生になって1,2年でも緊張します。経験上緊張しない授業とする授業の違いは、”授業に自信があるか”です!
そして授業に自信をつけるためには授業の準備をしっかりすることです。
先生の不安を生徒はすぐに察します。自信満々に説明していれば生徒もよくわからんなりに理解してくれます!
自信を持っている雰囲気で授業しよう!
これでいける!というまで授業準備をして本番に臨みましょう!
生徒の様子を見れれば100点
とにかく完璧な授業計画を立てて、自信満々に授業をすることができれば教育実習はOKです!
でもさらにレベルを上げるためには”生徒の反応を観察”することを意識しましょう!これができれば一流の先生です!
授業の主役は生徒たちです。生徒が内容を理解させることが目的だから、生徒たちが問題をしっかりと解けているかグループワーク出来ているかなどを基準に理解度チェックしましょう!
特に授業の発言は勉強ができる子が率先してしまうので、勉強が少し苦手テストの点数で言うと平均点よりも少し下の方が理解できるような授業を展開できるようにできれば完璧です♪
勉強が少し苦手な子が分かるような授業ができてるか確認しよう
次の授業までに改善!
最初の授業は絶対にうまくいきません!
当たり前です!!
授業のうまい先生は最初から上手に授業ができるわけではありません、うまくいかなかった授業を何度も何度も改善していい授業に変えてしているんです。
教育実習生が行うことができる事業数は少ないですが、1回の授業が終わるたびに授業の悪かったところもっとこうすれば良かったと工夫できるところを紙に書いて、次の授業に活かせるようにしてください!
特に中学校では一人の先生が3,4回同じ授業を別のクラスで行うので、授業の改善はしやすいと思います。一回目より二回目、二回目よりも三回目の授業が良くなるように一緒に努力しましょう💪
最初から授業がうまくできる先生なんて居ない
④ 現役教師からのアドバイス
最後に現役教師から教育実習生へ向けてのメッセージです。
僕が言いたいのはとにかく「笑顔で楽しんで」ください!初めて慣れない環境、やらなくちゃいけないたくさんのことなど教育実習生は大変なことがたくさんあります。でも、そんな環境の中でも笑顔で言い先生は生徒たちに好かれます。
特に教育実習生は生徒と最も年齢が近く共感を得たり親しみやすい存在です。先生が笑顔でいることが生徒たちの笑顔につながります。しかめっ面をして悩んでいる困っている先生には生徒は寄ってきません。
ぜひ実習期間を笑顔で過ごせるようにしっかりと準備をして、万全の態勢で教育実習に臨んでください。
別れの言葉
教育実習生は最後にプラスに向かって別れの言葉を言います。ピークエンドの法則と言って終わりよければすべてよし!という心理学テクニカルを僕はよく使います。
指導教官の先生はクラスの最後に教育実習生に話す機会をくれます!
そのチャンスのためにいい話を用意しておきましょう!内容はこういったものがいいです!
さらに、最後の日にはクラスの生徒にメッセージを書く実習生がほとんどです。生徒はこういうのが好きですし喜んでくれます!
僕が見てきた教育実習生は全員書いていたので、みなさんもぜひ書いてあげてください♪生徒にとっていい思い出になりますよ!
しっかり準備して最高の経験をしてきてください♪
教育実習生に向けてかなり詳しく教育実習の持ち物を解説したので↓も読んでください♪
ここまで読んでくださりありがとうございます!
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